第4回 研磨実習体験レポート




「IS-POLISHER」を実際に使用した社員の感想や気づいた点をご紹介したいと思います。
今回は社員のIさんの、ネジの研磨に挑戦した様子をお届けします。
使用するのはIS-POLISHER「ISPP-1000」です。

「ネジの断面ってどうなっているのだろう?」

社内にあった基板を分解して出たM2のネジ。       
ネジの断面ってどうなっているのだろう?
こんな小さなものでもきれいに断面が観察できるのかな?
気になったら研磨です。
今回はアクリル板にネジをUV樹脂で接着してプレート平面ホルダに固定して研磨します。

平面ホルダでの試料固定例

M2ネジ 断面研磨事例

デジタル顕微鏡で研磨面の幅を測定した後、IS-POLISHIRの研磨量調節機構で、削り量を調整します。
オプションのインジケーターがあれば設定は簡単です。
まず耐水ペーパーを使用してネジの断面を研磨していきます。
仕上げはダイヤモンドフィルムを使用し、その後バフ研磨しました。
ネジの中心を狙って削り量を設定し狙い通りの観察面に仕上げられたようです。
メッキ部分も剝がれることなく観察できました。

研磨前

目的:研磨条痕の削減
研磨紙:耐水#220
荷重:100g
研磨量:60μm

目的:研磨条痕の削減
研磨紙:耐水#800
荷重:100g
研磨量:20μm

目的:研磨条痕の削減
研磨紙:耐水#2000
荷重:100g
研磨量:15μm

目的:研磨条痕の削減
研磨紙:耐水#2500
荷重:100g

目的:研磨条痕の削減
研磨紙:ダイヤフィルム2μm
荷重:100g

目的:研磨条痕の削減
研磨紙:ダイヤフィルム0.5μm
荷重:100g

目的:研磨条痕の削減
研磨紙バフSW
研磨材:Baicalox0.1CR
荷重:75g

目的:仕上げ
研磨紙:バフCSP
研磨材:コロイダルシリカ
荷重:50g

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