「薄い」「やわらかい」を諦めない〜IS-POLISHERが変える試料研磨の常識〜
こんにちは。
精密試料作製システム「IS-POLISHER」を製造・販売している池上精機です。
いつもメルマガをご覧いただきありがとうございます。
今回は、やわらかく・薄い食品パッケージ材の研磨に挑戦しました。


現場では、こんな声をよく耳にします
「薄い試料の包埋がうまくいかない」
「薄く・軟らかい試料はそもそも研磨できない/仕上がらない」
「自動機でやっても結局、手で削って仕上げるしかない」
「断面が一度出ても、再現できない」
今回ご紹介するのは、そうした「あきらめ」に対するIS-POLISHERの実例です。
実際の事例紹介:食品パッケージの研磨
- 試料:食品パッケージ(チャック部)
- 研磨工程:
荷重:100g
研磨紙:耐水ペーパー+ダイヤフィルム=6ステップ
各工程:2〜3分 (計17分)

仕上げ
研磨紙:ダイヤフィルム0.5μm
荷重:100g
研磨時間:3分

観察倍率:80倍
結果
- 薄く、軟らかい試料でも欠けや剥離などの損傷は一切なし
- 観察したい断面の構造がはっきりと観察可能
- 約17分という短時間で研磨完了
なぜこれが可能なのか?
IS-POLISHERには、薄物・板物試料に適した「断面プレートホルダ」が用意されています。
今回の事例では、試料をアクリル板にUV樹脂で簡易固定し、このホルダで保持することで、無理な力をかけず、狙った面を確実に露出することができます。
さらに、必要最低限の荷重による研磨で、欠けや剥離のリスクを抑制。
メモリ機能により研磨条件の保存が可能なため、研磨工程を完全に自動化できます。


まとめ
「これは無理かも」と思われる試料にこそ、IS-POLISHERの独自ホルダと低荷重研磨が効果を発揮します。
観察面がうまく露出できない、何度やっても仕上がらない。そんな悩みをIS-POLISHERなら解決できます。
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