錠剤も研磨できる精密研磨機─IS-POLISHERの実力とは
こんにちは。
精密試料研磨機「IS-POLISHER」を製造・販売している池上精機です。
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今回は、脆くて割れやすい錠剤の研磨に挑戦しました。
独自の前処理とセット方法
IS-POLISHERならではのセッティングとして、錠剤をアクリル板に配置し、UV樹脂で固定したうえで、プレート断面ホルダでアクリルを挟んで研磨を行いました。このようにアクリルに試料を固定して研磨する方法は、IS-POLISHERならではの特長です。
各種形状や材質に応じたホルダもご用意しており、様々な試料に柔軟に対応可能です。


研磨条件と結果
錠剤は水に溶けてしまうため、水を使わないドライ研磨を採用しました。ドライ研磨は通常、傷が残りやすい手法ですが、IS-POLISHERでは低荷重での研磨により、割れや欠けはもちろん、研磨傷もほとんど見られない高品質な仕上がりを実現。写真の通り、観察に適した面を、無理なく得ることができました。



仕上げ
・研磨紙:ダイヤフイルム0.5μm
・荷重:75g
・研磨時間:3分
まとめ
IS-POLISHERなら脆い試料+水を使わないドライ研磨でも、傷の少ない高品質な観察面を実現できることが確認できました。
独自の固定方法と専用ホルダにより、これまで困難だった試料にも対応。
「こんな試料は無理かも」と思われるものでも、まずは一度ご相談ください。IS-POLISHERなら、従来の常識を覆す研磨が可能です。
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